シルクスクリーン印刷 DIY部

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シルクスクリーンで Illustratorを使う時の大切なコツ(文字編)

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シルクスクリーンで Illustratorを使う時の大切なコツ

皆さんご存知の通り、シルクスクリーン自体はとてもアナログな技法ですが、今ではデジタルの技術とも密接に関係を持っています。

 

その中でも、有名なイラストレーター(Illustrator)は自分のシルクスクリーンのアイデアを進めるために、必ずと言っていいほど必要になってくるツールですね。

 

 

今回は、ビギナーから脱出した方へのワンポイントアドバイス。

(そんなの知ってるよっ、という方済みません)

ただ、私も最初イラストレーターを使いながら、製版を製作していた時、今回紹介するポイントですら知らなかったので、皆さんと常に同じ目線で経験値を上げる手助けができればと思っています。

 

 

イラストレーター(Illustrator)はシルクスクリーンのデザイン作成と共にポジフィルム(露光をする際の黒色のデザインの下地)を作成する時に必要になります。

 

 

通常、イラストレーター(Illustrator)はベクターという形式で作成することができ、文字やイラストなどを拡大縮小などをしても常に鮮明にその形を保つことが出来る、優れものなのです。

 

 

ただ、イラストレーター(Illustrator)を使用して、以下のようにデザインの”文字”を作成をしてポジフィルムを作る際、必ず文字のアウトライン化をする必要があります。(文字のアウトライン化をすることにより、文字のような細い線も鮮明にベクター化でき、露光を成功させる確率を高めるのです)

※イラストレーター(Illustrator)を使い製版を作成する際は、これらは必須ポイントです。

 

 

今回はイラストレーターCCを使って手順を簡単に伝授いたします。

 

 

まず、下記のようにイラストレーター(Illustrator)で文字を打ちます。

左側にある”T”のアイコンをクリックしてサクサクっと文字を打ち込みます。

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そしたら、次に

①の書式をクリック、それからアウトラインを作成をクリックします。

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そうすると、以下のように点々が文字の上に出てきますね。

これで文字のベクター化が完了して、より鮮明に印刷を可能にして

露光の成功確立を上げることが出来るのです。

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このように、イラストレーター(Illustrator)を使えば更に、レベルを上げて製版作成ができるのです。さあ、皆さんのシルクスクリーンのレベルアップの手助けになったでしょうか?

 

シルクスクリーンDIY部では皆さんと同じように、一から学んできたからこそ、教えてほしい技やコツ、みんなが教えてくれないシルクスクリーンのポイントを共有できれば思っています。

※今回の文字のアウトライン化は露光を綺麗にを成功させる沢山あるポイントの内の1つである事を忘れないでくださいね、細かいポイントを埋めていく事が製版作りの大切な所です。